映画週1キャンペーン3

無理矢理映画キャンペーン第3弾

一先ずこれで無事に
当初の目標は達成した

金を払ってレンタルすれば
返却期限が発生する

それまでには見よう
見ない訳にはいかない
という心理作用が働く

この仕組みなら週に1回

意外と続けていけそうだ



今回はゼログラビティ

この映画
表情を見せるメインの登場人物は
2人だけとなっている

アメリカ的な
ユーモアを交えた会話を推進力にして
宇宙の静けさ
ステーションでの作業風景が
優雅にゆったりと描写される

そこに突然
ロシアの不要になった人工衛生が
ミサイルで爆破された
との通信が入る

それに伴い
大量の破片が時速3万2000キロで
軌道を周回

別の衛生に次々と衝突し
新たな破片が連鎖的に発生し急速に拡大

それが不運な事に
こっちに向かって来る羽目に

無音で降り注ぐ破片で破壊されてく
ステーションに吹き飛ばされ
主人公は黒い宇宙空間に放り出される

生命の存続出来ない空間に
漂い続ける恐怖に晒されながら
主人公は通信で呼び掛け続ける

「応答願います」

「…誰でもいいから」



この感じ

精神的な視点で見れば
心当たりの有る人って
少なくないのでは



O2の残量は9%

その時点で破片の速度は
時速8万キロに達していて
計算上だと現在の軌道上
90分後に再び破片の嵐が来る

そんな具体的な数字が
劇中の緊張感を高める



宇宙空間における圧倒的な無力感
死の気配
途絶された望み

無重力という不自由さによって

重力という前提が
当たり前のように
自分達の生活を形成する
条件となっている事を思い出す



人間は
地球という球体の惑星に生きてる

その大地に立って
2本の足で歩いている生き物だ

かくいう僕の娘も現在進行形で
ハイハイの腕を上げているところだ

きっと立ち上がる日が来るのも
そう遠くはないだろう

こんな普通の事が
実は全然普通じゃないって事を
感じる事の出来る映像体験だった