深度

自分が知っている知識及び体験

それら記憶の範囲でしか

目の前の出来事を推し量る事は出来ない

自分の物差しでしか
世界を眺める事は出来ない

それがその人の視界なのだ



自分と他人を認識する神経細胞は
同じだとされている

それが所謂ミラーニューロン

自分が或る行為をしている時と
他者がそれを見ている時

脳は同じように活動し

鏡に写したように
脳内で表現されている

そのメカニズムが
共感や理解を呼ぶ



心の深さが当人の想定力であり

思考の深度

=人間の深度

今の僕はこう定義する



分が想う以上の自分には
絶対なれない

想いが弱ければ

緩やかな衰退に
身を委ねる選択肢しか
残ってない

想いだけが自分を牽引している

想像力とは

手を伸ばせる範囲の広さだ

駆け抜ける事が出来る
人生の積算走行距離だ



イメージを育めない人間に先は無い

道端で横たわって
腐臭を撒き散らす大人になるのは
避けたい