カラオケ

カラオケに行くと大抵
他人と自分との温度差や距離感を
思い知らされる

そして思い出す

自分が何を感じ取って来たかなんて
自分にしか解らないし
他人には関係無い

そして判然とする

伝わるか 伝わらないか
感じるか 感じないか
近付くのか より遠去かるのか

それら他人との距離感や感覚が
反応1つで識別出来る

今まで自分が心を動かされて来た
歴代の名曲は
カラオケで盛り上がるような
ポップで普遍的で
誰もが知ってるような
流行りの曲には無い

僕はそんな唄歌いたくないし

そんな状況下で
楽しそうなフリをして
体を揺らしている自分も
なんだか気持ち悪くなる

まぁでも
カラオケなんてそういう場所だ

それを楽しめるか否かなのだろう

だったらば
どんな反応が返って来ても
好きな唄を歌ってやろう

なんて独り善がりを
誰かの前でやる意味も解らないし

それなら1人で
心置きなく歌えばいいじゃないか
なんて結論に至るのだから

趣味嗜好の合わない
誰かと行くカラオケには
割と抵抗を感じてしまう訳で



とは言え

実はそれって
自分に伝える力が無いだけで

歌詞相応の
圧倒的な歌唱力
圧倒的な表現力が有れば

自分の空間に無理矢理
聴き手の心を
引き摺り込めるのかもしれないね