冬の朝

朝早く起きて体勢を立て直そう

少しだけ仮眠を取って呼吸を整えよう

そう思って先送りにした先に

大概先は無くて

寒さと眠気に負け続ける冬の臥床

身体には必要でも
自分の人生にとって有害となる欲求を
無理矢理ねじ伏せるような

それ程の強い望みや切迫が
今の自分には無い事を思い知る