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紅白歌合戦

AKB48の誰某が卒業で
感極まって泣く当人とかメンバーとか

最早恒例となっている
その成り行き

視聴者との間には
かなりの温度差が
生じているのではないかと推測する

ファンにとっては勿論
重要なイベントになる事は
理解出来るけど

それ以外の人にとっては
結構
どうでもいい出来事であって

身内の範疇で盛り上がるならまだしも

何故それを公共の
しかも大晦日の
伝統番組に持ち込んで来るのか

疑問に思う



これによく似た図式が
結婚式にもある

一般的に見受けられる
新婦とその父親が
涙ぐんでしまうシーンは
割と普遍的な出来事だと言える

僕もいつか娘の結婚式に
立ち会う事が有ったとしたら
父親として
そうなるのかもしれない

では何故
そこに家族特有の感情が発生するのか

ずっと側で
相手を見届けて来たプロセスが
2人の間には有るからだ

僕は今まで他人の結婚式で
感動した事は一度も無い

セレモニーの主役となる2人の
過去から現在に至るまでの
プロセスを共有していないからだ

映画だって起承が有ってからこそ
転結に感情が伴う訳で

それが成立しなければ
伝わるのは
めでたい事実だけ

意識は蚊帳の外



今話題のSTARWARS
例に挙げるなら

ダースベイダーが
ただの悪役としての
キャラクターに収まらず

その裏に
印象として哀愁と切なさを
纏い始める瞬間が有るのは

エピソード1で
あまりにも純粋だった
彼の少年時代を知るからだ