担々麺
この前
帰りの電車が
人身事故の影響で進めなくなり
途中下車して歩いて帰った
何台も横切る
パトカーや救急車を尻目に
暫く歩きながら
電車に飛び込む人の気分を想像していた
僕は生きたいから
死にたくなるだけならまだしも
本当に死んでしまう人の気持ちは
解らない
その人だって最後の最後まで
生きたいと思っていたのかも知れない
ただただ何故だ
と云う表層的な疑問が
浮上するだけで
その先は
僕には到達出来ない気分だ
流石に寒さと空腹に伴い
近所のラーメン屋に行く運びとなり
味噌ラーメンを食べた
9月の日記にも記載した店なのだが
今回はとんこつでは無く
味噌ラーメンにしてみたら
これが寒さも相俟ってか
美味しかった
担々麺染みた味だったから
やはり担々麺が好きなんだなと確信し
今度は数日後
横浜に有る担々麺の店に足を運んで
麻辣(マーラー)担々麺を注文した
麻辣とは中国語であり
麻は痺れる辛さ
辣はヒリヒリする辛さを
表しているらしく
食べてみたら確かに
唇と舌と喉がビリビリ痺れて
気持ち悪かった
そして
美味しいと云うよりも
ただ辛いだけ
と云う印象しか無かった
もう次は無いと思う
しかしまだ担々麺探しの旅は
始まったばかりだ
その内しっくり来るお店に
巡り合う事を願って
今回はこの辺で後にします