正解は1つ

料理について考えていた



クックパッドのようなレシピを
確認しないで

頭の中だけでイメージを
組み立てられるようになるには
どうすればいいのか

そして思った

何はともあれ
飯は

味付けのパターンを
知っている必要が有る

じゃあ
味付けの数って
具体的にどれ位有るんだろうか

味の種類って
そんな無限には無い

生理学的には
味覚受容体が感じ取れる味は

苦味  酸味  甘味  塩味  旨味の
5種類(五基本味)を指しているらしく

辛味は痛覚に該当するらしい

そう考えたら

食材の切り方の種類も

火の通し方の種類も

無限には無い

その中でも
王道なものを押さえれば
更に幾つかの数に選定される

其処からは
properかimproperか
という正解に向かう段取りだ



そういった観点からすれば

料理もデザインも
バンドも漫画も

創作過程に大きな違いは
無いのかも知れない



話が逸れるけど

細田守が言ってた言葉を引用すると
以下のようなものがある



絵って自由だ
というイメージが有る

でも俺ははそうじゃないと思ってる

正解に支配されてる

答えは一個なんだ

それを目指して
それに向かって作ってく



これを聞いてかなり
腑に落ちたというか
思い当たる記憶が接合したというか

今までの体験に
説明が付く事に気付かされた

つまり
こうでもない
ああでもない
なんか違う

というプロセスには

正解を探している

という意志が内在している

これだ

という目利きがセンスであり

物数を尽くすその場数が
センスを形成している