映画 その6

この前見た映画
という仕組みを扱う手法に触発され
 
思い出したのがこの映画
 
 
昨年の夏
新宿の駅構内に
張り巡らされたポスターが印象的で
小畑さんの漫画が
フリーで置いてあったのを覚えているし
その漫画は今も部屋に転がっている
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ストーリーとしては
宇宙人(ギタイ)VS地球人
というオーソドックスな
図式になっているのだが
 
この映画の主人公は
臆病者である
 
そして広告担当の軍人の為
戦闘力は皆無である
 
そんな状態から始まるところも
この映画の特徴的な点だ
 
そんな男が
将軍から前線で戦闘を撮影する
という任務を命令されるのだが
 
怖気付いて拒否をした為に
脱走兵として逮捕され
 
挙句
新入り二等兵として
戦場に送り込まれてしまう
 
そして当然のように無力な為
戦場にて戦死を遂げるのだが
その際に偶然
特殊なギタイの体液を浴びて死ぬ事で
 
時間が遡るという現象が発生し
意識が昨日に戻されてしまう
 
つまり主人公は
そこでタイムループを繰り返す
能力を得るのである
 
失敗を重ねながら死に続け
ゲームのリセット機能のように
少しづつ知識と経験を蓄えながら
戦場でのステージを先に進めていく最中
 
リタと云う女性と出会う
 
リタはヒロインであり
以前の戦場に於いて
1人で数百体のギタイを倒すという
驚異的な戦闘力を発揮し
ヴェルダンの女神と称されている
人物なのだが
 
そのリタが
主人公の言動と挙動による
違和感を察知し
 
主人公がタイムループしている
という事実に気付く
 
それは何故か
 
彼女も同じ現象の
体験者だったからである
 
そこにヴェルダンの女神と
称される程の強さに
根拠が裏打ちされていて
伏線にもなっていて面白い
 
そこからは
訓練を積み重ね
主人公は別人のような強さを身に纏う
 
この成長劇が
ストーリーの設定に適した
内容となっている
 
 
 
知っている
という事実は圧倒的な強さだ
 
それを時間という仕組みを使って
強化していくプロセスが面白い
 
1番わくわくしたシーンは
攻撃を受けたヘリからJ分隊
ワイヤーで降下していくシーン
 
カメラワークの臨場感が面白かった