空中

どの曲よりも反復して
反芻して聴いていた
beautiful gliderという曲に対して

今の自分では
聴くに値しないなと感じてしまう

つまりこれは
積み重ねて来た意志や選択を
包括的に肯定しているような形容であり

本当に飛び立っている過程の
何処かへ行こうとしてる人にしか
届かない仕組みになっていると
改めて思うから

自分の目的と

そこに近付く為に
過去の自分が繰り返して来た想いが
今も熱を帯びてるような
自覚の中に居ないと

言葉が今の自分に届いて来ない

今聴くと映るのは過去

あの頃を思い出すだけ

現在進行形の自分の事じゃない



こういう現象は
往々にして有ると思う

自分の状態や状況
それを取り巻く世界によって
感じ方は変化する

最初か2回目かでさえ
左右されるのだから

似ていても
同じなんて事は無いのだろう



子供の頃の方が
圧倒的にわくわくしていたのは

広がる視界が可能性だらけだったから
なのだろうか